イチロー代打2ランが「目玉」!? MLB公式サイトが“今季1度きりの事象”特集
MLB公式サイトが特集、「目玉はイチローの本塁打」
MLB公式サイトが今季1度だけ起きた事象を特集し、マーリンズ・イチローが外野手がその「目玉」として選出されている。
同サイトでは2016年シーズンに起きた1回だけの出来事に着目。「注目すべき10人の選手たち」として打者5人、投手5人を選出した。その中の筆頭に取り上げられたのはイチローの放った本塁打だ。
イチローはメジャー通算3000安打を達成した後のシーズン終盤に、自身の記録をつなぐ一発を披露。9月6日(日本時間7日)の本拠地フィリーズ戦で8回に代打出場し、今季1号2ランを放った。イチローにとってはメジャー16年目にして飛び出した初の代打ホームランで、オリックス時代の1993年から日米を通じて24年連続の本塁打となった。日本人選手としては、張本功と門田博光の23年を抜き、谷繁元信(26年)、野村克也(25年)に次ぐ歴代単独3位となった。
イチローは今季この1本塁打のみで終了。「目玉はイチローの本塁打、2016年に起きた一度きりの出来事」との見出しで特集したMLB公式サイトでは、ベテラン外野手の本塁打に関して「その気になれば、イチローはより多くの本塁打を打てたのではないかという、疑わしい考えが長い間存在した。通算114本塁打にも関わらず、彼のキャリアは素晴らしい。また、2016年に3000安打を達成した未来の殿堂入り選手である。9月6日にはフィラデルフィアのヘクター・ネリスからツーランホームランを放った。イチローは代打として通算150打席目に立ち、初めて本塁打を記録したのである。また、彼は2015年の4月15日から約700打席に立ち、その間本塁打を記録していなかった」と評している。
特集ではそのほか、今季限りで引退したデービッド・オルティスの三塁打、エイドリアン・ベルトレ(レンジャーズ)の盗塁、トロイ・トゥロウィツキー(ブルージェイズ)の逆方向への本塁打、ジェフ・サマージャ(ジャイアンツ)の死球、ザック・ブリントン(オリオールズ)の被本塁打などを取り上げている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count