日本人初「30億円選手」誕生も FA迫るダルビッシュ、レ軍公式サイトが特集
レンジャーズ監督、ダルビッシュは「来季は本当にダイナミックな年になる」
今季のプレーオフではブルージェイズとの地区シリーズで5回を投げ、5安打5失点と結果を残せなかったが、記事によるとジェフ・バニスター監督は「明らかに、彼は上昇傾向にある。肘の状態も非常に良くなった」とここまでの出来を評価。「私たちは変化を見た。彼がカーブやスライダー、チェンジアップなどを必要としない試合があった。しかし、ダイナミックなファストボールと球速を目の当たりにしたんだ……終盤では彼がいかにこの2つを組み合わせることが出来るかわかった。来季は本当にダイナミックな年になると思う」
記事でも「2017年以降もレンジャーズが優勝争いを繰り広げるためには、ダルビッシュとの再契約が必要になるだろう」と契約延長の必要性を訴えている。
米国内ではすでにその契約の動向を占う報道が出始めており、地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」のレンジャーズ番記者、エバン・グラント氏はダルビッシュの引き留めに必要な資金として「6年、2億ドル(約234億円)近く」と予測。その場合は、現在のメジャーで年平均額最高を誇るグリンキーの6年2億650万ドル(約215億円)に迫る額となり、日本人選手初の「30億円プレーヤー」誕生となる。
ヤンキースの田中将大投手も来季7年契約の4年目ながら契約破棄(オプトアウト)の権利を保持するために、日本人2投手の来オフの動向が注目されている。特にダルビッシュはFAとなる前の駆け引きも重要な要素であり、注目度は高まる一方だ。果たしてレンジャーズはFA間近のエースに対し、どのような動きを見せるのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count