ロッテ古谷は400万円減で更改 SBドラ2の古谷と来季以降に親戚対決実現も
骨折でシーズン途中に離脱、「もう1年契約してもらえる。熱い気持ちでやりたい」
8月25日の日本ハム戦で陽岱鋼の打球を左手に受け、全治3か月の「母指中手骨骨折」で離脱したロッテ古谷拓哉投手(35)が27日、3100万円から400万円ダウンの2700万円(金額は推定)でサインした。
来季12年目のベテランで、2013年には先発で9勝1敗の成績を残したが、今季は開幕直後の4月8日の西武戦で5回3失点、15日の日本ハム戦は4回11失点と滅多打ちにあうなど、0勝4敗、防御率8.84と結果を残せなかっただけに「悔しかったが、来年もう1年契約してもらえる。熱い気持ちでやりたい」と汚名返上を誓った。
ソフトバンクからドラフト2位指名を受けた古谷優人投手(江陵高)とは遠い親戚にあたり、来季以降、親戚対決が実現する可能性もある。「親族として話しあえれば」。ライバル同士にはなるが、楽しみでもある。
歴史好きでNHK大河「真田丸」の舞台、上田城も見物しており「熱い思いをもって続けること。自分の思いをしっかりつらぬくこと」と真田幸村の生き方に共感している。昨年オフあたりから、投球のメカニカルな部分で、糸口が見つかったと言い、それを来季、結果に結びつけることが喫緊の課題。球団側は「(先発陣が苦しんで)助けてもらう場面が必ず来ると本人にも伝えている」(林本部長)とプロ12年目の真価を期待している。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count