イチローは日米関係の象徴 オバマ大統領がスピーチで言及「両国民の誇り」
真珠湾でのスピーチで名前挙げる、「マイアミのスタジアムで輝きを放つ」
アメリカのバラク・オバマ大統領は27日(日本時間28日)、ハワイの真珠湾で日本の安倍晋三首相と最後の日米首脳会談を行った後、当地のアリゾナ記念館でスピーチを行った。この際に、日米関係の象徴的存在としてマーリンズのイチロー外野手の名前を挙げたことが、米国で話題となっている。
地元紙「パーム・ビーチ・ポスト」のジョー・カポッツィ記者はツイッターで「オバマ大統領は日本とアメリカの友好関係についての真珠湾でのスピーチにて、マーリンズのイチロー・スズキ外野手について言及した」とレポート。さらに「マイアミのスタジアムで輝きを放つイチローのような野球選手は、手を取り合うアメリカと日本両国の人々の誇りによって支えられている」という大統領の発言をツイッターで紹介している。
イチロー外野手は今季、MLB最年長野手として活躍。日米通算安打でのピート・ローズ(4256本)超えや、メジャー史上30人目の通算3000安打を達成した。2009年のオールスター戦では、クラブハウスを訪れたオバマ大統領がイチローの目の前でボールにサインし、手渡した場面も米テレビ局などで放送されていた。そんなイチローの偉業達成は、日米両国民の誇りが支えたものだとオバマ大統領は言及した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count