WBC米国代表にまた大物選手 ナ・リーグ最強の一塁手と二塁手が参戦へ

マーフィーとゴールドシュミットが参加、内野の陣容は盤石に

 来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝候補の1つとされる米国代表が、ナ・リーグ最強の一塁手と二塁手を追加召集することになりそうだ。ダイヤモンドバックスのポール・ゴールドシュミット内野手とナショナルズのダニエル・マーフィー内野手が参加するとMLB公式サイトが報じている。

 マーフィーはナショナルズ移籍1年目の今季、打率.347、25本塁打、104打点と大活躍。二塁打47本はリーグ最多で、MVP投票では2位に入った。一方、ゴールドシュミットは打率.297、24本塁打、95打点、32盗塁と活躍し、リーグ最多の110四球を記録。今季まで4年連続オールスターに選出され、2013、15年とMVP投票で2位に入ったメジャーを代表する一塁手だ。ゴールドグラブ賞にも2度輝いている。

 2人の猛者の代表入りが決まれば、WBC初参戦となる。すでに米国代表にはジャイアンツのバスター・ポージー捕手、ロッキーズのノーラン・アレナド三塁手、ジャイアンツのブランドン・クロフォード遊撃手といったスター選手の参戦が発表されており、内野の陣容は盤石となった。

 他にもナショナルズのサイ・ヤング賞右腕マックス・シャーザー投手、アストロズの救援右腕ルーク・グレガーソン投手、マーリンズのクリスティアン・イエリッチ外野手、レンジャーズのジョナサン・ルクロイ捕手の参戦も予定されている。

 3月10日にマイアミでコロンビア代表と初戦を迎えることになる米国代表は、初優勝に向けて本気度の高いメンバーを揃えてきた。2009年の第2回大会以来、3度目の優勝を狙う侍ジャパンにとって最大の障壁となるかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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