史上6人目の2000安打&400盗塁へ 2017年、大きな数字に挑む中日荒木

400盗塁到達にはレギュラー奪回が不可欠

 荒木は9月に40歳を迎えるシーズンで、もう1つ節目の数字を目指すことになる。400盗塁である。

 04年から6年連続で30盗塁をマーク。昨年、中日の球団記録を塗り替え、現在373盗塁としている。NPBでは現役最多の数字で、歴代10位の赤星憲広氏の381個に迫っている。2000安打と400盗塁を記録することになれば、過去には福本豊、広瀬叔功、柴田勲、イチロー(日米通算)、松井稼頭央(盗塁は日米通算)の5選手しかいないため、史上6人目の快挙となる。

 2016年も代走で盗塁を決めるなど13盗塁を記録した。衰えはそこまでないものの、年々、数字は減っており、残り27盗塁するにはレギュラー奪回が不可欠。ベテランの勝負強い打撃と盗塁数が注目されていけば、昨年19年ぶりの最下位に終わった中日に勢いをもたらすことになるだろう。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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