大補強の行方は、小林は阿部の後を継げるか…由伸巨人、V奪回へ10のポイント

小林は独り立ちできるか、背水ベテラン勢&外国人枠争いにも注目

○外国人枠争い

 4つ与えられる外国人の1軍出場登録枠を投手のマイコラス、マシソン、カミネロ、野手のギャレット、クルーズ、マギーの現状6人で争う。育成には力のある右腕のソリマンらもおり、支配下登録となれば厚みは増す。一方で2軍暮らしが長くなれば、外国人選手は扱いが難しくなる。首脳陣の操縦も重要だ。

○内海、杉内、大竹寛、ベテラン投手組の未来は

 かつては球界を代表する投手だったベテランたちも今年は勝負の年。内海は昨季9勝を挙げたが、序盤は2軍暮らしでチームの足を引っ張った。大竹寛もFAで加入しながら、昨季6勝と貢献できていない。杉内は15年に股関節を手術。ファームの試合で復帰登板し、秋季キャンプにも帯同した。背水のシーズンで復活なるか。

○三塁手争い

 マギーの加入で再燃した三塁手争い。昨季、ゴールデングラブ賞に打率3割超をマークした村田修一が当然ながら、筆頭候補になる。マギーにシーズン28本塁打を放った楽天当時の動きができれば、また3年目を迎える岡本和真が頭角を現せば、ポジション争いは過熱するだろう。

○小林誠司は阿部慎之助の後を継げるか

 129試合に出場し、規定打席にも到達した小林。まだまだ課題のある捕手だが、小林の成長なくして巨人の優勝はない。今オフはグアムの自主トレで阿部の教えを請うという。配球、リード、姿勢を学び、糧とできるか。

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