メジャー救援ベスト10に元阪神・呉昇桓がランクイン 米メディアが選出
「2016年で最もお買い得だった選手」「年俸を圧倒的に凌ぐ働き」
オルニー記者は「2016年メジャーで、おそらく最もお買い得だった選手」とし、「年俸250万ドル(約2億9400万円)を圧倒的に凌ぐだけの働きをした」と高く評価している。昨季呉が記録した投球イニング数(79回2/3)を上回ったのは、メジャーでもわずか6人だけだそうで、奪三振数103に対して四球数は18という安定感を見せた。さらに「打者は彼のスライダーに手こずった」ため、メジャー屈指の奪空振り率(18パーセント)を記録したことを紹介。インディアンス守護神のコーディ・アレン(10位)よりも上位に位置づけた。
韓国では歴代最高となる通算277セーブを記録、日本でも阪神で過ごした2季で合計80セーブという成績を残した呉。昨季はトレバー・ローゼンサルの不調により、シーズン途中でセットアッパーから守護神へ配置転換となったが、今季は開幕から守護神の座をつかむことができるのか。そして、速球とスライダーのコンビネーションでメジャーの並み居る強打者を斬るのか。注目が集まる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count