途絶えぬ韓国ブーム SFジャイアンツが韓国人三塁手獲得に興味と米メディア
韓国ロッテの黄載鈞、昨季は打率.335、27本塁打と大活躍
近年メジャーで着実にその数を増やしている韓国人選手だが、今季もまた1人増える可能性が出てきた。MLB.comのジョン・モロシ記者が「ジャイアンツがジェギュン・ファン(黄載鈞)の獲得に引き続き興味を示している」とリポートしている。
29歳の黄は、高卒で2006年に現代に入団。2008年からプレーしたネクセンでは、現パイレーツの姜正浩と三遊間を組んでいたが、2010年途中にロッテにトレード移籍した。ロッテでは安定した成績を残し、2015年には韓国代表としてプレミア12に出場。その年のオフにポスティングシステムを利用したメジャー移籍を試みたが入札球団が現れずに、2016年も再びロッテの一員としてプレーしていた。昨季は127試合に出場し、打率.335、27本塁打、113打点、OPS.964と、軒並みキャリアハイの成績を残す活躍。今オフはフリーエージェント(FA)としてメジャー移籍を狙っている。
一方のジャイアンツはこのオフの補強ポイントの1つとして三塁を挙げている。FA市場の目玉だったジャスティン・ターナーは古巣ドジャースと再契約。ルイス・バルブエナ、トレバー・プルーフがまだ未契約のまま残るが、黄の方が年俸を低く抑えて契約できる可能性が高い。また、ジャイアンツはベテラン内野手ジミー・ロリンスとマイナー契約を結び、メジャーキャンプに招待する予定。昨季主に三塁を守ったエドゥアルド・ヌネスも控えており、絶対的な三塁手が獲得できなかった場合は、年俸の低い野手を獲得し、ポジション争いをさせる可能性もある。