西武ドラ1今井に松坂、菊池、森らが過ごした“出世部屋”「恥じないように」

新人一番乗りで入寮、黄金のダルマ持ち込む

 西武のドラフト1位ルーキー今井達也投手(作新学院高)が6日に『若獅子寮』(埼玉県所沢市)に入寮した。同期の中で一番乗りとなった。

「故郷(栃木県)を離れるのは少し寂しい」と、巣立ちの心境を話した19歳右腕だったが、「最初は少し不安もあったのですが、今はまったくありません。これから、まだまだ選手としても人間としても成長していけると思うと、楽しみです」と、清々しい笑顔を見せた。

 部屋には、幼少時から世話になっている知り合いから贈られた、名前と『大願成就』『身体健勝』の祈願が書き込まれた黄金のダルマを持ち込んだ。現時点ではまだ両目とも白目。開眼時期は、「片方は、プロでまず初勝利を挙げたときに入れたい。もう一方は、1軍で投げても投げなくても、『こういうものを得たい』というものが、そのうち必ず出てくると思う。その具体的な目標を数字として表して、それを達成した時に入れたいなと思っています」と明かした。

 用意された部屋は、過去に松坂大輔投手(現ソフトバンク)、菊池雄星投手、森友哉捕手らが入団1年目に過ごした、いわゆる“出世部屋”。当然、今井本人もその意味を受け止めており、「伝統も歴史もある部屋。高卒ですが、その系譜に恥じないように、大学卒、社会人出身の方に負けないよう、ドラフト1位投手として、自覚と責任を持って頑張りたい」と、改めて期待に応える活躍を誓った。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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