「超」から「無」へ ハム大谷翔平の漢字一文字に見る進化の跡

「翔」の2015年は投手として躍進

○2014年 「勝」

 年末年始は感染性胃腸炎で寝込んでいたが、1月3日に花巻東高で自主トレを公開。2年連続で同じ言葉を選び、「去年は勝たせてもらったシーズン。今年は1勝でも多くチームに勝ちをつけたい」と宣言した。

 シーズンでは投手で開幕から先発ローテを守り、11勝4敗、防御率2.61。打撃でも打率.274、10本塁打、31打点をマーク。日本人初、メジャーでは1918年のベーブ・ルース以来、96年ぶりの「同一シーズンでの2桁勝利&2桁本塁打」を記録した。

○2015年 「翔」

 1月5日に千葉・鎌ケ谷の球団施設で自主トレを公開。「未(ひつじ)年ですし、自分の名前にも羊が入っているので、『翔』にします」と話した。

 シーズンでは打撃で打率.202、5本塁打、17打点と前年から軒並み成績を下げたが、投手では初めて開幕投手を務めるなど開幕7連勝。15勝5敗、防御率2.24、勝率.750で投手3冠に輝いた。

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