川崎宗則、カブスとマイナー再契約 ファンも残留歓迎「伝説のカワサキ」
川崎がカブスとマイナー再契約、上原とメジャーで“共闘”なるか
カブスが川崎宗則内野手とマイナー契約を結んだと米複数メディアが報じた。メジャーキャンプにも招待選手として参加する。
2011年オフにソフトバンクから海外FA権を行使してメジャー挑戦を決意。マリナーズとマイナー契約を結んだ。以降、ブルージェイズ、カブスなどで5年連続でマイナーからメジャー昇格をつかんできた。
メジャー5年目となった昨季はカブスと契約し、自身、初めてナ・リーグへ。その開幕前にはチームメートに「必勝」などと書かれたハチマキをプレゼントし、その後、カラオケも披露。最後は全員で大合唱となったシーンが米メディアにも取り上げるなど新天地にすぐに溶け込んでいった。世界一に輝いた強豪で14試合の出場にとどまったものの、その明るいキャラクターで存在感を放っていた。
カブスとの再契約を伝えた米移籍情報サイト「トレード・ルーモア」には読者から「なんてこと! 伝説のムネノリ・カワサキと契約してくれたカブスに感謝。(中略)プレーの様子は見ていて楽しいし、極めて人気が高い選手だよ」、「世界チャンピオンのカワサキじゃないか。彼はまた球界を楽しませるだろうね。スプリング・トレーニングで彼を見た時はとても面白かったし、フレンドリーだった」など喜びのコメントも寄せられており、現地ファンからも歓迎されている様子。またツイッター上でも同チームのファンから「カブスがムネノリ・カワサキと再契約して本当に嬉しい。シーズン前のいい感じのカラオケをするためだけだとしても、素晴らしいチームメイトだ」などの声が上がった。
昨季メジャーでは21打数7安打、打率.333、1打点、2盗塁。5シーズン通算では276試合で633打数150安打、打率.237、1本塁打、51打点、12盗塁。再びマイナーからスタートする6年目はどのような結果を手にするのか。カブスには上原浩治投手の加入も決まっており、メジャーの舞台での“共闘”にも注目される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count