陽岱鋼にかかる期待と重圧 巨人過去10年の“V使者”は?

前球団時代と変わらない活躍を見せた主砲は…

○谷佳知外野手

 オリックスからトレードで2007年に加入。右へ左と打ち分けて、移籍1年目からリーグ3位の打率.318を記録。本塁打は10本も勝負強い場面でアーチを描き、初年度から優勝に貢献した。主に2番を任され、現監督の高橋由伸との1、2番で強烈なインパクトを残した。谷は巨人在籍7年間で5度(07、08、09、12、13年)のリーグ優勝に貢献している。

○小笠原道大内野手

 今回の陽岱鋼と同様、日本ハムからFA移籍で加入。移籍した2007年は、2002年から遠ざかっていたリーグVに向け、優勝請負人として期待された。巨人1年目の2007年は打率.313で谷に続くリーグ4位。また31本塁打、88打点を記録し、移籍しても変わらぬ活躍を見せた。ストイックな姿勢も巨人には好影響を与え、早い時間から個人練習をするアーリーワークの意識を若手に植え付けていった。

○アレックス・ラミレス外野手

 2007年オフにヤクルトを自由契約となり加入。移籍1年目の2008年は打率.319、45本塁打、125打点。最初は5番を務めていたが、シーズン途中から4番に入り、打点王に輝いた。セ・リーグのMVPにもなり、巨人の連覇に貢献。小笠原、ラミレスの3、4番は「オガラミ砲」と呼ばれ、相手球団の脅威となった。

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