メジャー555発M・ラミレスと1年契約で合意 高知オーナーに聞く交渉の舞台裏

北古味オーナー「本人に実際に会ってみてかなり練習しているという印象」

 四国ILの前期リーグが行われる予定の4月、5月で日本の野球に順応し、活躍すれば、NPB球団の注目も浴びる。オファーを受け、7月末までに選手登録が完了すれば、2017年シーズン中にNPBでプレーすることも可能だ。「本人ともそういう話をしています。まずは4月、5月で日本の野球に馴れて活躍してほしいですね」。北古味オーナーはそう語る。

 ラミレス自身は「すぐにでも日本に行きたい」との希望を持っているが、ビザなどの関係もあり、現時点で来日は3月になる予定。

「本人に実際に会ってみてかなり練習しているという印象を受けました。私たちとしても期待しています。優勝に向けて活躍してほしいし、そのための環境を整えたい。こちらとしても日本が好きになってもらえるようにがんばります」

 北古味オーナーはそう期待を込める。同オーナーらは現地9日(10日)にアメリカを経ち、帰国する予定。MLB通算2302試合の出場で打率.312、555本塁打、1831打点と好成績を収めてきたメジャー屈指のスラッガーはレッドソックスで世界一も経験しており、米野球殿堂入りも取り沙汰されている。その実績はこれまで来日した助っ人の中でも最強クラスと言っていい。超大物打者の復帰だけに日本だけでなく世界からも熱視線が送られるに違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY