田中将大所属のヤンキース、もう補強完了!? 「現在の陣容でキャンプに」

「2つの大きな補強」も「若手選手たちの起用に重きを置く」

 これを受けて、米国最大の移籍情報サイト「MLBトレードルーマーズ」は「ここまで、ヤンキースは2つの大きな補強を行った。左腕のアロルディス・チャプマンと、外野/DHのマット・ホリデーの2人だ。しかし、チームはより持続可能なロースター構成への移行を続けるため、若手選手たちの起用に重きを置くことになるだろう」と分析している。

 ヤンキースは昨季、夏のトレード期限を前にチャプマン、アンドリュー・ミラー(インディアンス)、カルロス・ベルトラン(レンジャーズ→アストロズ)といった主力を次々と放出。若手主体のメンバーに切り替えた結果、ゲイリー・サンチェス捕手をはじめたとした生きのいい選手が次々と現れた。オフにはブライアン・マッキャン捕手もトレードでアストロズに放出するなど、生まれ変わろうとしている。今季も、その路線を継続していくことになる。

「トレードルーマーズ」では「確かに、改善すべきだとされる点は残されている。ローテーションはその最たる点だ。さらにブルペンに左腕ももう一人加えるべきかもしれない」と指摘。ただ、「ヤンキースは現在の陣容でキャンプに臨むことになるだろう」と、こちらも補強は完了との見方を示している。

 ヤンキースの地区優勝は2012年が最後。プレーオフ進出も2013年以降は1度しかない。ワールドシリーズは、松井秀喜氏の活躍で世界一に輝いた2009年を最後に遠ざかっている。メジャー随一の名門球団は、若手の成長で再び黄金時代を築くことが出来るだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY