ロッテ新人5選手のキャンプ1軍内定 伊東監督「即戦力と考えている」
現有戦力には“強化指定選手”構想「限界を超えてもらいたい」
ロッテ・伊東勤監督が10日、ZOZOマリンスタジアムで行われた新人合同自主トレを視察し、ドラフト1位・佐々木千隼投手(桜美林大)ら大学、社会人の新人5選手をキャンプ1軍スタートさせる方針を示した。
2月1日から石垣島で始まる春季キャンプ。「大学、社会人は1軍になると思う。(大学、社会人は)即戦力と考えている。(自主トレの)練習で厳しいというなら考えるが、トレーニングコーチにもしっかり見ておくように言っています」と指揮官。ドラフト1位・佐々木、2位・酒井知史投手(大阪ガス)、4位・土肥星也投手(大阪ガス)、5位・有吉優樹投手(九州三菱自動車)、7位・宗接唯人捕手(亜大)の5選手の1軍スタートを内定させた。
もっとも「(キャンプは)同じ敷地内だし、頻繁に入れ替えます」と伊東監督はサバイバルも予告。室内練習場は1か所しかないため、雨天の場合は1、2軍でメニューの強弱はあるが、フレキシブルに考えていくようだ。
新人だけでなく、現有選手にも求めるものはある。今季のチームスローガンは「翔破~限界を超えろ!~」。指揮官は「(限界を)超えてもらいたい。あくまでチャレンジャー。選手が一番わかっているはず」と具体名は伏せたが、野手、投手とも4~5人を“強化指定選手”とし、特別メニューを課すことを明らかにした。
「力を持っていて、計算しているのに(その力を)発揮できず、働いていなかった選手」。就任5年目、戦力の底上げに不退転の決意を見せていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count