昨季メジャー30発以上が5人 WBC連覇へ豪華陣容のドミニカ共和国に死角は?
層の薄い救援陣、参加表明を済ませているのはベタンセス1人
申し分のない野手陣が揃う一方、「苦労するかもしれない点」として記事で指摘されているのは、ダレン・ベタンセス(ヤンキース)しか参加表明していない救援陣だ。最近のプレーオフの傾向を見ても、ブルペンが持つ影響力は大きい。ましてや球数制限のあるWBCでは、先発が7回以降まで投げる可能性は低く、ブルペンはさらに重要度を増すことになりそうだ。
代表チームのGMを務めるモイゼス・アルー氏も同様の認識で、先月のウィンターミーティングでは「我々には攻撃という武器と先発投手は揃っている」と胸を張ったが、「願わくば最高のブルペンを結成できれば」と話したそうだ。今後参加するであろう救援陣には、ジェウリス・ファミリア(メッツ)、アレックス・コロメ(レイズ)の名が挙がっている。
第3回大会では1次プール初戦から負けなしの8連勝、さらに得失点差+22で完全優勝を決めたドミニカ共和国。アメリカ合衆国、プエルトリコ、ベネズエラ、日本も優勝候補の一角に数えられるが、「強力な投手陣と際立ったオフェンス力が融合すれば、もう1度優勝する可能性がありそうだ」と記事では締めくくられている。
2月6日のロースター決定時には、ドミニカ共和国がどんなブルペンを結成するのか、目が離せない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count