日本人3投手選出 米紙珍企画、ヤ軍が将来WS進出する際のエース候補は?
5位にダルビッシュ、田中とヤンキースでダブルエースも?
そして田中に続き5位にランクインしているのがレンジャーズのダルビッシュ有だ。ダルビッシュは現時点で今シーズン終了時にFAと見通しのため、レンジャーズが契約延長の方策を講じない限り、争奪戦となることが予想されている。30歳の右腕について寸評では「タナカの代役候補の一人」としながらも、「しかし、理想としてはヤンキースはエースを入れ替えるよりも、エースに匹敵する存在を加えるというのが理想形だ」と田中とダルビッシュが同時にヤンキースのローテを担う可能性に言及。「(今季は)トミージョン手術から復帰後初となるフルシーズンであり、手術前の状態を取り戻せれば、オフには大型契約を獲得できるだろう」とレポートしている。
そのほか、ヤンキースの有望株が挙げられる中で8位にはメジャー最強左腕、ドジャースのクレイトン・カーショーもランクインしている。
田中はメジャー3年目の昨季、初めてシーズンを通してローテを支え、自己最多14勝、防御率もリーグ3位の3.07をマークした。ダルビッシュも昨季途中に右肘手術から上々の復帰を見せ、新たなシーズンで圧倒的な投球が期待されている。そしていまだ渡米していないにも関わらず、投打での際立った活躍により、多くのメジャー球団からから熱視線を送られている大谷――。
日本人投手が将来、ヤンキースのエースとして名門をWSに導くことはあるのか。今回のNY紙の特集で取り上げられていることからも、その評価の高さがうかがえる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count