マリナーズが“超積極補強” 今オフだけで計33人が絡む11度のトレード成立
レイズからスマイリー獲得、スミスはトレード成立から1時間で放出
岩隈久志投手が所属するマリナーズが11日(日本時間12日)、2つのトレードで補強を進めた。米CBSでスポーツによると、今オフはこれで11度のトレードを成立させており、2001年以来のプレーオフ進出、そして球団史上初のワールドシリーズ出場へ向け、“超積極補強”を行っている。
マリナーズはこの日、ブレーブスとのトレードで若手有望株のマレックス・スミス外野手、右腕シェイ・シモンズを獲得。ルイス・ゴハラ投手、トーマス・ブロウズ投手を放出した。
これで今オフ10度目のトレード成立となっていたが、これだけでは終わらなかった。その後、獲得したばかりのスミス、カルロス・バルガス内野手、ライアン・ヤーブロー投手をレイズに放出し、先発左腕のドリュー・スマイリー投手をチームに加えた。
CBSスポーツは「マリナーズをトレードを続けている。オフシーズン11度目のトレードでドリュー・スマイリーをレイズから加えた」との見出しで報じている。記事によると、スミスはマリナーズに“加入“してわずか1時間で放出となったという。
獲得したスマイリーについては、今季は30試合先発で7勝12敗、防御率4.88だったものの、「しかし、スマイリーはその前2年間では24勝15敗、防御率3.24を記録しており、ア・リーグ東地区から西地区へ移籍し投手有利の球場でプレーすることで、復調も考えられる」と分析。マリナーズはヘルナンデス、岩隈、パクストン、ガヤード、スマイリーの5人で先発ローテーションを形成することになりそうだ。