高知入りラミレス、過去に薬物違反も…米殿堂入りは“好感度”なら「合格」!?
今年が有資格1年目、投票に関する3つの指標は「パフォーマンス」「禁止薬物問題」と…
メジャー歴代15位の通算555本塁打を放ち、独立リーグ・四国アイランドリーグ(IL)plusの高知との契約合意が9日に発表されたマニー・ラミレス外野手は今年、米国野球殿堂入りの有資格1年目を迎えた。
圧倒的な打撃力でスーパースターとなった一方、薬物規定違反で2度の出場停止処分を受けたことが殿堂入りへの大きなハードルと予想される。そんな中、米メディアでは殿堂入りに重要な隠れたある指標では、ラミレスの殿堂入りに「合格」と格付けしている。
「ホール・オブ・フェイム(殿堂入り)のフェイム(名声)の部分を考える」というタイトルで特集したのは、米テレビ局ESPN電子版。記事によると、殿堂入りに関し、投票権を持つ全米野球記者協会の記者にとって、投票には3つの指標が存在するという。
1つ目はフィールド上でのパフォーマンス、2つ目は禁止薬物使用問題だという。「投票者はこのエリアについて寛大になりつつあるが、この問題を抱える選手を失格とみなす人間もいる」と分析している。
3つ目の指標は「Qレーティング」。これは「殿堂入りの名声の部分だ」と記事では指摘。現役時代の成績と禁止薬物使用問題の関与については旺盛な議論の対象となるが、好感度や選手の“華”の部分についての指標となる。
「これは、しばしば隠れた要素であるが、重要だ。これがなければ殿堂入りの議論はつまらない数字の比較に終わってしまう。そこに楽しみはない」と伝えている。