鷹助っ人が侍Jに立ちはだかる? トップ級内野手揃うオランダ、懸念は投手陣

不安視される投手陣、同国で期待を寄せられるバンデンハーク

 一方、不安視されているのが投手陣。オランダにはメジャー189セーブを誇るケンリー・ジャンセンがいるが、ドジャースと再契約したばかりで参加できるかどうかは不透明だという。そんな中、MLB公式サイトの特集で、参加が確定している投手として唯一名前を挙げられているのがバンデンハークで、右腕にかかる期待は大きいようだ。

 2015年からソフトバンクに加わった31歳は1年目を9勝無敗で終えると、16シーズン途中まで14連勝をマーク。堀内恒夫氏(巨人)が持つデビューからの連勝記録(13連勝)を塗り替えるとともに、郭泰源氏(西武)の外国人投手の最多連勝記録も更新した。NPB通算16勝3敗と勝率は実に.842を誇り、2019年までの契約が発表されている。

 オランダはWBCの予選1次ラウンドで韓国、イスラエル、台湾と同じプールA。勝ち上がれば、2次ラウンドで侍ジャパンと対戦する可能性がある。決勝ラウンドが行われるアメリカ行きの切符がかかる大一番で、ホークスの助っ人が侍ジャパン打線と対峙することはあるのか。いずれにせよ、前回大会でキューバを2度破るなど“大物食い”も見せてきたオランダは侮れない相手。今後、グレゴリウス、ジャンセンらの追加招集が決まれば、日本にとってもさらなる脅威となるに違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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