ダルビッシュ、上原は“鈍感力”のススメ 侍投手陣はWBC球にどう対応すべき?

上原もダルビッシュと同じ見解!?

 続いてカブスへ移籍したばかりの上原だ。09年からオリオールズ、レンジャーズ、レッドソックスでプレー。メジャー通算387試合に登板し、19勝22敗93セーブ67ホールド、防御率2.53。13年には21セーブを挙げ、ポストシーズンでも大車輪の活躍でレッドソックスのワールドシリーズ制覇に貢献した。そのベテラン右腕もWBC球への対応については、ダルビッシュと同じような見解を示した。

「そこまで神経質にならなくていい。その場に行ったときに、どう対応するか。今練習して良かったとしても、あくまでその場で練習したこと。実際に試合になった時に、どうするか。その時その時で状況が変わることを頭の中に入れておけばいいと思います」

 これまで侍ジャパンではフォーク、カーブを武器にする投手陣が対応に苦しみ、ヤクルトのサイドスロー・秋吉はWBC球への好感触を口にしている。その反応はさまざまだが、現役メジャーリーガーの説く“鈍感力”も世界一奪回へ重要なポイントとなりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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