小林の正捕手定着に待った? 巨人で成長中の2年目・宇佐見真吾の魅力

長打力は小林よりも上か

 リードの方法によって、同じ投手でも放つ輝きが違うことを知った。以降、機会を見つけては阿部のリードを見るように努めた。長年チームの要だった大先輩からの声かけがうれしく、励みになった。

 宇佐見の魅力は柔らかい打撃、長打力。昨年の秋季キャンプでは1軍に呼ばれ、首脳陣の指導を受けた。1軍選手と2軍選手の考え方の違いを学びながら成長。「自分のスイングのことを追い求めるよりも1軍のボールにどう対応するかということを考える方が大事と思いました」。1軍投手への対応力に課題は残るが、長打力は小林よりも上だろう。そのライバル同様に肩も強い。だが、打撃と肩が強ければ、レギュラーになれるかというと時期尚早だ。

 小林は何よりも昨年1軍に129試合に出場し、バッターボックスに458回も立った。シーズンのほとんどで1軍の各投手とバッテリーを組み、投手の状態がよくわかる。相手打者の特徴も少しずつインプットされてきた。1軍経験ほど強みとなるものはない。宇佐見がレギュラーを取るためには、まずは打撃でアピールし、小林と同等、それ以上のスタメンマスクをかぶること。チーム強化のため、捕手争いが熾烈になることを期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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