MLB公式サイトが侍ジャパンを徹底分析 3度目の世界一は「間違いなく可能」

「中心的な役割を果たすのは打撃」「クラシック覇者となることは間違いなく可能」

 記事では、「日本は過去の大会で強固な投手陣を率い、今年はオオタニやスガノをはじめとする確かな面々がいる。しかし、ロースターへの追加人員が未定ながら、クラシックで投げたことがあるのは投手で一人だけ(マキタ)であり、11月に行われたメキシコ、オランダとの4戦では29失点を浴びた」とも指摘。メジャーリーガーの招集がかなわなかった場合、今回の侍投手陣には不安が残ると分析した。

 そして、投手力を生かして第1、2回大会を制覇した過去の日本代表と違い、「今回チームの中心的な役割を果たすのは打撃だ」と紹介。「オオタニを上回り、昨季のNPBで本塁打を23本以上放った打者を6人有している――ツツゴウ(44本)、ヤマダ(38本)、スズキ(29本)、マツダ(27本)、ナカタ(25本)、サカモト(23本)だ」と具体名を挙げて打線の力を評価している。

 さらに、「日本は守備でも輝くだろう。ヒロキ・コクボ監督はチームの守備が大会で最も強固となるだろうと話している」と、日本伝統の守備力についてもハイレベルであると分析。「日本の血統、さらには先発ローテーションの逸材たちや力強いラインナップにより、4大会中3度目のクラシック覇者となることは間違いなく可能だ」と結論づけ、準決勝敗退に終わった2013年の前回大会の結果を経て、「日本のモチベーションは高まってもいる」と紹介。優勝候補の1つと結論づけている。

 米国や中南米各国はビッグネームを大量に招集しており、過去に番狂わせを起こしてきたオランダら“伏兵”もメジャーリーガーを中心に強力なチームで大会に臨んできそうだ。MLB公式サイトの予想通り、世界一に輝くことは出来るのか。まだ発表されていない残り9人のメンバーも鍵を握りそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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