天才・前田からのアドバイスも 「ルーキー」阪神福留が過ごした貴重な時間

ベテラン外野手も名球会では最年少、「ルーキーの気持ちが蘇った3日間」

 有意義な3日間だったに違いない。昨年、日米通算2000安打を達成し、名球会入りを果たした阪神・福留孝介外野手が1月14、15、16日と名球会のイベント行事に参加した。

 初日は宮崎で行われた総会。名球会の顧問・王貞治、阪神OB・江夏豊ら球界の重鎮たちの前で“名球会デビュー”を果たし「緊張しっぱなしでした」と苦笑い。いつもは甲子園の大歓声の中でも冷静沈着でプレーする福留だが、今回だけはルーキーに戻った心境だった。

 2日目はサンマリンスタジアムで行われた「名球会フェスティバル2017」。現役時代の所属チームで東西に分かれる東西対抗戦が行われた。ソフトバンク・工藤監督から中前打を放ち、“今季初安打”を記録するなど2打数1安打。通算2119安打を放った元・広島の天才打者・前田智徳氏からアドバイスを貰うなど、レジェンドたちと過ごした時間は貴重なものとなった。

 最終日は「第34回名球会チャリティーゴルフ」に参加。チームでは野手最年長でベテランと言われる年齢だが、名球会に入れば最年少の39歳。「久しぶりにルーキーの気持ちが蘇った3日間だった」という。

 今季からはキャプテンとしてプレーと言動でチームを支えていく立場になった背番号8。オフは恒例となっている海外での自主トレを行い、心身ともにリフレッシュ。Bクラスからの巻き返しを狙う2017年シーズンに向け、スタートを切る。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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