亡命続出のキューバ、WBC初V狙うも…MLB公式サイト「日本が立ちはだかる」

先発ローテの軸はエスカランテとアルバレスの両右腕か?

 一方、長所として先発ローテーションを挙げ、中でもベテラン右腕ウラディミール・ガルシア・エスカランテとフレディ・アシエル・アルバレス・サエスに注目。記事によると、34歳のエスカランテは、キューバ国内リーグで通算120試合に先発、77勝49敗、防御率2.74という圧倒的な成績を収めている。また、27歳右腕のアルバレスは、通算164試合に先発し、64勝48敗、防御率2.90という数字で、この2人が「ローテーションの軸になるだろう」と予測している。

 現時点では代表選手が誰一人として発表されておらず、実体はベールに包まれたままのキューバだが、記事では「ロースターは国際経験が豊かなベテランで占められる模様」とリポート。同時に「2大会連続で2次プールには進むだろう」と予測しつつも、先に進めるか否かは「同組の日本が道に立ちはだかるだろう」と締めくくっている。

 国内リーグのレベルは高く、底知れぬ才能を持つ選手が集結することは間違いないが、メジャーの第一線で活躍するヨエニス・セスペデス外野手、ホセ・アブレイユ内野手、ヤシエル・プイグ外野手、アロルディス・チャップマン投手らを招集できないのは、やはり大きな痛手か。だが、甘く見てかかると、しっぺ返しを喰らうことになりかねない。最強メンバーが揃うとは言いがたいキューバだが、日本は警戒の手綱を緩めずにいた方がよさそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY