高知ラミレス、打撃成績は殿堂級も問題山積み…得票率21%と米紙予想
打撃成績に限れば「殿堂入りクラスの打者。疑いの余地少なし」
今季から独立リーグ・四国アイランドリーグ(IL)plusの高知で現役復帰することになったマニー・ラミレス外野手。インディアンスやレッドソックスなどメジャー現役時代には通算555本塁打を放つなどの活躍で、今年メジャー殿堂入りの有資格1年目を迎えた。
2017年度のメジャー殿堂入り選手は現地時間18日に発表される。それに先駆け、米有名紙「ワシントン・ポスト」電子版では「カート・シリング、バリー・ボンズら、物議を醸す野球殿堂入りの問題」という見出しで、候補者12人の今年度選出の可否について特集している。ここでラミレスの名前も登場し、選出は厳しい結果になると予想されている。
ラミレスの殿堂入りに前向きな材料は、圧倒的な成績だという。歴代15位の555本塁打に加え、オールスターには12度選出、並み居る強打者が控えるア・リーグで3度も年間最高OPSを記録しており、「驚異の打撃成績が飛び出した時代でも、ラミレスは球界最高の打者の1人として傑出している」と称賛されている。
ポストシーズンの成績も抜群で、インディアンス時代とレッドソックス時代を合わせてプレーオフには11度出場。レッドソックスでは2度ワールドシリーズ制覇を果たし、ポストシーズン通算29本塁打は歴代最多だ。「彼の打撃成績のみにフォーカスすれば、マニー・ラミレスが殿堂入りクラスの打者であることに疑いの余地は少ない」と評価されている。