高知ラミレス、打撃成績は殿堂級も問題山積み…得票率21%と米紙予想
2度のドーピング検査陽性反応「候補者として大きな問題」
だが、残念ながら打撃面以外のアピールは乏しいという。「守備は下手で、走塁は輪をかけてひどい。フィールド上では不注意によるうっかりミスをよく犯した」と指摘されている。何よりも「殿堂入り候補者としてより大きな問題は、禁止薬物使用問題で2度出場停止となったことだ。2度目の出場停止が実質的に彼のキャリアに終止符を打った」とし、2度の禁止薬物使用問題が致命的になっているとの見解を示している。
ラミレスはドジャース時代の2009年と、レイズ時代の2011年にドーピング検査で陽性反応を示していた。記事では、いわゆる“ステロイド時代”の代表的な存在とも言えるバリー・ボンズやロジャー・クレメンスも「公式のドラッグテストでは陽性反応は示していない」と指摘。「薬物使用に否定的な投票者が(ラミレスに)票を入れない理由になる」とし、殿堂入りは難しい結論づけた。
特集では、得票率は21パーセントと予想。今回の特集に登場した12選手では、最も低い評価となっている。稀代の強打者は下馬評を覆し、殿堂入りを果たすことができるだろうか。結果は日本時間19日早朝に発表される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count