米野球殿堂入り選手が決定 四国IL高知のラミレスは落選も105票を獲得
得票率23.8%で来年以降に選出の望みをつなぐ
2017年度の米野球殿堂入り選手が発表され、ティム・レインズ(エクスポズ他)、ジェフ・バグウェル(アストロズ他)、イバン・ロドリゲス(レンジャーズ他)の選出が決まった。
今季から独立リーグ・四国アイランドリーグplusの高知で現役復帰することになったマニー・ラミレス外野手(インディアンス他)は105票を獲得し、得票率23.8%で来季以降の選出に望みをつないだ。
ラミレスはメジャー通算555本塁打の記録を持つ強打者で、インディアンス、レッドソックスなどで活躍。1999年には165打点で打点王に輝いた他、通算打率.312、出塁率.411、長打率.585など、数々の偉大なる打撃成績を残した。また、レッドソックス時代には2度の世界一を経験。2004年ワールドシリーズでは、打率.412、1本塁打、4打点と大暴れし、MVPにも輝いた。一方で、ドジャース時代の2009年とレイズ時代の2011年にドーピング検査で陽性反応を示していたため、殿堂入りには相応しくないという意見も多く聞かれた。
米野球殿堂入り選手は、全米野球記者協会(BBWAA)に10年以上連続で所属する記者の投票で決まる。1人最大10人まで投票が可能で、殿堂入りするには、全投票のうち75%以上の得票が必要となる。また、5%の得票が獲得できなかった候補者は、翌年から候補者としての資格を喪失。ラミレスは23.8%を獲得したため、来年も有資格者として投票の候補となる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count