来年殿堂入り有資格1年目の元楽天AJと松井秀喜 米メディアの当落予想は?

A・ジョーンズは可能性ありも…

 一方、インディアンスなどで活躍した通算612本塁打のジム・トーミ氏と指名打者として活躍したエドガー・マルティネス氏(マリナーズ)は、本命に続く「当落戦上」のカテゴリーに格付けされている。それに続く「可能性あり」という3番目のカテゴリーでは、フィリーズなどで活躍した通算316本塁打のスコット・ローレン氏、ベネズエラ代表監督のオマール・ビスケル氏(インディアンス他)とともに、2013年の楽天日本一に大貢献したスーパー助っ人、アンドリュー・ジョーンズ氏の名前も挙がっている。

 現在オランダ代表のコーチを務めているA・ジョーンズ氏は、ヤンキースでプレーした2012年シーズンを最後にメジャーから離れており、18年が有資格1年目となる。メジャーでは19歳でデビューしたブレーブスなどで活躍し、2005年に本塁打王と打点王の2冠に輝いている。

 一方、松井氏も18年に殿堂入り有資格1年目を迎えるが、今回の予想企画ではゴジラの名前はなかった。2009年に日本人初のワールドシリーズMVPに輝き、ヤンキース世界一の立役者となったが、MLB公式サイトでは有資格1年目での選出は困難と予想しているようだ。

 殿堂入り候補者は全体投票数の5パーセントを獲得できなければ、翌年の候補者リストから名前が外される。松井氏は5パーセントを獲得し、翌年以降にチャンスをつなぐことができるのか。あるいは、今回の企画の予想を裏切って、有資格1年目で殿堂入りする大逆転劇を演じるのか。来年は日本からも大きな注目を集めることになりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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