ホークスV奪還の鍵に? 先発か救援か― どうなる27歳右腕の起用法

今季さらなる飛躍が期待されるホークス岩嵜

 この2017年、飛躍が楽しみな男がいる。ソフトバンクホークスの岩嵜翔投手、27歳だ。昨季は当初、中継ぎ、そして谷間を埋める先発を担っていたが、中盤以降はロングリリーフだけでなく、勝利の方程式の一角にも入り、チームに不可欠な存在となった右腕。V奪還が至上命令となる今季は、チームの鍵を握る存在となるかもしれない。

 2007年高校生ドラフト1位の右腕はプロ9年目の昨季、35試合に登板して、4勝2敗9ホールド1セーブ。開幕はファームで迎えたが、5月8日に1軍に昇格。そこから15試合に救援で登板し、6月30日のロッテ戦(ヤフオクドーム)でシーズン初先発した。6回2/3を1失点に抑え、勝利投手となった。その後は8月まで主に先発での起用が中心だったが、9月に中継ぎに再配置転換されると、9月だけで10試合に中継ぎで登板。その間にセットアッパーの位置まで立場は急上昇した。

 もともと先発として期待されていた岩嵜。だが、昨季の活躍はリリーフとしての適性も十分に感じさせるものだった。そこで、今季だ。果たしてこの右腕の起用は、先発になるのか、はたまたリリーフとなるのだろうか。

 チームの台所事情を考えるとその力を存分に生かせそうなのは、リリーフの可能性が高いのではないか。

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