侍最年長の青木宣親が“イチロー役”に名乗り 「聞かれれば助言もできる」

共闘を心待ちにしている「スター選手」の存在とは…

 2大会ぶりの出場。リードオフマン候補としてプレー面での期待は大きいが、青木自身、心待ちにしていることもある。まだ一緒にプレーしたことのない若手選手との共闘だ。

「メンバー何人かには電話を入れたけど、実際に会って話したことのない選手もいる。大谷や坂本や山田……実力あるスター選手と実際にプレーできることをうれしく思う」

 そう言って視線を3月に向けた。今後は都内で自主トレを続け、2月中旬からアストロズの春季キャンプに2週間参加した後に帰国。3月1日以降に侍に合流し、本大会を迎えるスケジュールだという。

 この日は昨年創設されたリトルリーグ全国大会「MLB CUP」で優勝した武蔵府中リーグの小学生を対象とした野球教室に出席。今季から所属するアストロズでの新背番号「3」を発表し、気持ち新たにWBCへ向かっていく。

「イヤでもプレッシャーがかかるし、切羽詰まった状況が続く。みんながそうならないようにプレーすることが大事。自分にできることをして、チームに貢献したい」

 06、09年の2度の世界一を知り、今大会唯一のメジャーリーガーとなる可能性もある青木。日本ハム・大谷、ヤクルト・山田、DeNA・筒香ら20代の若手が主力を形成する侍ジャパンにとって、35歳の存在は頼もしい力となってくれそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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