中学から日の丸背負う阪神・藤浪 憧れの舞台・WBC初出場で感動与える
阪神から唯一の侍ジャパン入りした若きエース
野球日本代表「侍ジャパン」は24日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の代表メンバー27人を発表。阪神からは藤浪晋太郎投手が唯一、選出された。憧れの舞台に立つ右腕は、甲子園の室内練習場で意気込みを口にした。
TVカメラ5台、報道陣50人が集まる中、虎の若きエースは「ずっと出たくて憧れていたし、選ばれてうれしい。光栄に思う。少しでも貢献できるように頑張りたい」と笑顔を見せた。藤浪はこれまで中学、高校と日の丸を背負い“日本代表”として世界で戦ってきた。それでも各国のプロ野球、トップクラスの選手たちが集うWBCは特別なものだった。イチロー、松坂ら最強チームで挑んだ2006年、ダルビッシュ、田中らが加わった09年のWBC連覇は、TVで観戦し心を奪われた。
今回は自身が夢の舞台に立ち、野球ファンに向けて感動を与える立場になる。
「どういう役割になるか分かりませんが、与えられた役割をしっかり果たせるようにしたい」
現時点では第2先発としての起用が予想されている。阪神を、そして日本を代表する右腕となった藤浪。メジャーリーガーも多数参戦する世界の舞台で勝負を挑む。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count