ダルビッシュ、今後を左右する1年に 米メディア「活躍ならFAで大金得る」
活躍すればメジャートップクラスの年俸に? 世界一へ向けて「著しい活躍が必要」
しかし、新たな契約では、ダルビッシュは現在のメジャートップクラスのスターターが手にしている年平均3000万ドル(約34億円)規模の契約を手にする可能性があるとされている。地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」でレンジャーズ番を務めるエバン・グラント記者は、ダルビッシュの引き留めに必要な資金として「6年、総額2億ドル(約227億円)近く」と予測。球団公式サイトも、現在のメジャーのスーパーエース級の投手が年平均3000万ドルの大型契約を結んでいることから、「ダルビッシュがシーズンで成功を収めれば、市場でこのくらいの額を手にする可能性がある」とレポートしていた。
もちろん、まずは今シーズン、レンジャーズを初の世界一に導くことが最大の目標になる。ESPNの記事でも「ローテーション後半に不安のあるレンジャーズとしては、ダルビッシュとハメルズの2人による著しい活躍が必要となってくる」と指摘。昨季のポストシーズンで炎上したダルビッシュ、左腕コール・ハメルズの「2枚看板」がフル稼働しなければ、チームの躍進もないとの見方だ。
ダルビッシュの他には、昨季は不振だったデビッド・プライス投手(レッドソックス)、ブライス・ハーパー外野手(ナショナルズ)や、ブレークの翌シーズンとなるゲイリー・サンチェス捕手(ヤンキース)、同じように来オフにFAとなるジェイク・アリエッタ投手(カブス)らの名前が並んだ。
サイ・ヤング賞に絡むような投球でレンジャーズを牽引し、オフには超大型契約を結ぶ―。ダルビッシュは「重圧」の中で、最高のシーズンを送れるだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count