シアトルで逮捕の窃盗団、腕に光っていたのはサイ・ヤング賞投手の腕時計！

少なくとも123件の空き巣容疑、ヘルナンデス邸にも11月に侵入

　先日、シアトルで高級住宅ばかりを狙う3人組の窃盗団が逮捕された。シアトル近郊で123件にも及ぶ空き巣・窃盗を犯していた3人組が盗んだ金品の合計は、実に300万ドル（約3億4000万円）以上だという。さらに驚くことに、逮捕されたメンバーの1人は、マリナーズのエース右腕フェリックス・ヘルナンデス所有の腕時計をはめていたそうだ。地元紙「シアトル・タイムズ」電子版が伝えている。

　シアトルおよび郊外の高級住宅地ベルビューを中心に空き巣や窃盗を働いていた3人組は、街並みに溶け込むように高級車を乗り回していた念の入れようだったという。高級住宅の戸外に設置してある防犯システムを破壊した後、石で窓ガラスを割って屋内に侵入する手口で、地元警察からは「ロック・スマッシュ・バーグラリー・クルー」というあだ名で呼ばれていたそうだ。報告された被害は、昨年4月から少なくとも123件に上り、被害総額は300万ドルを下らないという。

　盗み出された品物は、現金はもちろん、ジュエリー、高級バッグなどで、中には30万ドル（約3400万円）もする高級品もあったとか。そして、その中には昨年11月に被害に遭ったヘルナンデスの2015年オールスター出場記念リングや、犯人が身につけていた豪華腕時計も含まれていたそうだ。

　普段からスタイリッシュできらびやかなジュエリーや時計、ファッションを身にまとうことで知られるヘルナンデス。20代だという窃盗団は、盗んだ時計をすぐに売り飛ばさずに、自分の物として身につけてオシャレに決めたい衝動に駆られてしまったようだ。

　シーズン中は自宅を留守にする機会が多いヘルナンデスにとって、家族の安全面を考えても、盗品が手元に戻る以上に、犯人が逮捕されたことの方が安心だったことだろう。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count