イチローにプホルスも…「引退後に永久欠番」現役5選手を海外メディアが特集

レッドソックス史上11人目の永久欠番となるオルティス

 レッドソックスが先日、昨季限りで引退したデービッド・オルティス内野手の背番号「34」を永久欠番とすることを発表した。6月23日(日本時間24日)に本拠地フェンウェイパークで行われるエンゼルス戦の前に式典を開催するという。この決定を受け、トロントのスポーツメディア「ザ・スコア」は「背番号34は、ボストンで永遠に忘れられることはない」とレポート。「次に永久欠番となるべき現役5選手」との特集を組み、今季メジャー17年目を迎えるマーリンズのイチロー外野手らの名前を伝えている。

 オルティスはツインズから移籍した2003年以降、レッドソックスでプレーし続け、メジャー通算2408試合に出場。8640打数2472安打、541本塁打、1768打点と好成績をマークした。現役最終年の昨季を含め打点王3度、本塁打王1度に輝き、レッドソックスでは3度のワールドシリーズ制覇も経験。絶大な人気と貢献度を誇ったスラッガーに関して、レッドソックスは球団史上11人目の永久欠番とすることを決めた。

 今回の特集ではそのオルティスに続き、引退後に永久欠番が見込まれる現役選手をピックアップ。イチローを筆頭に、5人の名前を挙げている。

 日本人外野手については「マリナーズ史上に残るアスリートであるイチローの背番号は、いつの日かセーフコ・フィールドに飾られることだろう―その日がいつの日か、ということだけだ」と評し、昨季3000安打を達成したことを紹介。また、マリナーズに在籍した11シーズン半の間で球団史上最高の打率(.322)、安打(2533安打)、単打(2060本)、三塁打(79本)、盗塁(438)を記録したことにも触れ、「レジェンドが引退を決めることがあれば、マリナーズは永久欠番とするだろう」と「51」が欠番となることを予想している。

 そのほか、アルバート・プホルスがカージナルス時代につけた「5」、チェイス・アトリーがフィリーズ時代につけた「26」、ホセ・バティスタがブルージェイズでつけている「19」、ジミー・ロリンズがフィリーズ時代につけた「11」が永久欠番となると予想している。現在エンゼルスに在籍するプホルスに関しては「カージナルスを離れたが、彼がセントルイスに残したインパクトは予測不可能なものだった」とその功績を称えている。

 ただ、イチローの「51」に関しては、それ以前に名投手ランディ・ジョンソン氏もつけており、現地では両選手同時に永久欠番とすべきとの意見も持ち上がっていた。メジャーで日本人選手が永久欠番となる日は来るのか。いずれにせよ、イチロー自身は今後も現役を続けていくことを明言しており、実現はまだ先の話となりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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