ロッテ「広報カメラ」仕掛け人が語る情報発信の未来「24時間ずっと考えている」

球団が発信しなければ「生き残れない」、今後撮りたい映像は…

「私も以前はメディアを通して発信することだけを考えていました。その手法も大事ですが、これからはSNSを通して球団が発信しなければ今後生き残れないと感じています。今は『どう情報を発信していこうか』と24時間ずっと考えていますよね」

 今後、撮ってみたい映像について聞いてみると「結構いろいろ撮っちゃいましたからね……」と答えた梶原氏。その中でこんなアイディアを明かしてくれた。

「一番理想なのは優勝して、胴上げのど真ん中で撮影したいですね。もしくは胴上げされている伊東監督の真下(笑)。そういう面白い映像を撮ってみたいです」

 最後に同氏は「広報カメラ」を見ている視聴者に「ぜひ動画に対してコメントしてほしい」とメッセージを送った。

「なるべく動画にコメントしてほしいですね。コメントを見て『こんな考え、発想もあるのか』『ここが面白いんだ』と気付くことが多々あります。私自身の勉強になりますし、次に撮影する動画のヒントも生まれてくる。これはテレビや新聞ではできない、インターネットだからこそできる強み。受け手が何を求めているのかも見えてくるので、どんどんコメントをお願いします!」

 2017年、梶原氏はドラフト1位で入団した佐々木千隼投手の自主トレ風景や、今季から背番号「4」から「0」に変わる荻野貴司選手の「最後の背番号4の姿」を撮影した。まもなく始まる石垣島キャンプで、「広報カメラ」はどんな面白い動画を配信するのだろうか。今から楽しみだ。

(記事提供:パ・リーグ インサイト

【了】

「パ・リーグ インサイト」武山智史●文

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY