米メディアで見方様々 田中将大の好投はヤンキースにとってジレンマか?

田中流出ならヤ軍ローテは「球界最悪の一つ」に

 右肘痛再発の懸念を払しょくしつつある田中について、記事でも「ほとんどのデータ上で、タナカはエースで、野球界でトップ10から20に入る投手。2017年も成績を維持、もしくは上回れば、(契約破棄後に)巨額の契約が待っている」と分析。負傷のリスクが最後まで付きまとうことに触れつつも、「2017年に30先発以上、200イニング以上のピッチャーになれば、健康の懸念は霧散する」とレポートし、その場合、ヤンキース側も新たに6年契約を提示せざるを得ないだろうと予想している。当然、今季のチーム躍進のためにも、田中の力が必要不可欠だ。

 ただ一方で、田中が活躍し、年俸が高騰すれば、ヤンキース側の足かせになることも指摘。各球団のメジャー40人枠に入っている選手の総年俸に対する課徴金、いわゆる“贅沢税”がネックとなり、田中との新たな契約が6年総額1億8000万ドル(約207億円)規模となれば、課税ラインを大きく超過することを伝えている。

 そのため「NJ.com」は田中がエースとして好投すればするほど、球団がジレンマに陥ると結論付けており、「マサヒロ・タナカが2017年に活躍すればするほど、ヤンキースにとっては将来強力なチームを構築することが困難になる」、「もしも、エースが流出してしまえば、ヤンキースの2018年の先発ローテーションは球界最悪の一つとなってしまう」と伝えている。

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