ツインズとマイナー契約の元阪神ボーグルソン メジャー30先発で2.8億円
メジャー昇格で年俸1.1億円、中継ぎの場合は55試合登板で1.1億円追加
ツインズとマイナー契約を結んだ元阪神ライアン・ボーグルソン投手の契約内容が明らかになった。地元紙「パイオニアプレス」電子版が報じている。
今季ボーグルソンがメジャー昇格を果たした場合、時期に応じて年俸100万ドル(約1億1300万円)が日割りで支払われるという。もしメジャーで先発ローテ入りし、30試合で先発した場合には、最大250万ドル(約2億8400万円)を手に入れることができる。また、中継ぎの場合には、55試合で登板すると100万ドルの出来高がつくそうだ。
メジャー経験が6年を超えるボーグルソンの場合、今季開幕5日前までにメジャー25人枠に入らなければ、契約をオプトアウト(破棄)できる権利を持っているが、それ以外にシーズン中のオプトアウト権は持たないそうだ。
記事によれば、ツインズのロブ・アントニーGM補佐は、経験豊かな39歳ベテラン右腕について「スマートな選手。彼も代理人もツインズにフィットすると考えて候補の1つに挙げてくれていた」と話し、若手投手に対するリーダーシップも期待しているという。
パイレーツでプレーした昨季は、頭部に打球を受けるアクシデントにも見舞われ、24試合に登板(14試合で先発)、防御率4.81と成績が奮わなかった。だが、7年を過ごしたジャイアンツでは、162試合に登板(132試合で先発)、48勝49敗、防御率3.93の成績。プレーオフでは8試合に登板(7試合に先発)、3勝無敗、防御率2.92の好成績を残している。
気迫で投げるスタイルを前面に押し出し、若手ひしめくツインズで存在感を見せつけることができるか。ベテラン右腕の挑戦が始まる。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count