柳田も驚く154キロ右腕は今後大化けも…ホークス育成から飛躍期待の有望株

柳田も驚く最速154キロ右腕

 育成選手として再出発した15年以降、徐々に2軍での登板も増加。昨季は10試合に登板した。いまだにコントロールに不安は残しているが、その右腕から投じられる真っすぐは威力十分。最速154キロを誇り、昨春キャンプで打撃投手と登板した際には、そのスピードにあの柳田悠岐ですら驚いたほど。そのストレートで、ベース上で勝負出来るようになれば、大化けする可能性を感じさせる投手だ。

 もう1人、育成選手からA組に抜擢されたのが、曽根だ。京都国際高出身で、13年に育成ドラフト3巡目でソフトバンクに入団した21歳。身長175センチ、体重70キロと小柄ではあるが、楽しみな存在だ。

 昨季はウエスタン・リーグで育成選手ながら82試合に出場。201打数49安打、打率.244だったが、オフにウエスタン選抜として参加した台湾ウインターリーグでは打率.308をマークした。

 曽根の魅力は器用さと、そしてスピードにある。守備力もあり、バントなどの小技もこなすことが出来る。50メートル走は5秒台。体格は小柄だが、遠投115メートルという強肩で、体も強い。オフには遊撃手の大先輩にあたる今宮健太が北九州で行なった自主トレに志願して参加するなど、野球に取り組む貪欲さも光る。遊撃手だけでなく、二塁手などもこなすことが出来、内野のユーティリティーとして成長に期待したい選手である。

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