ベテラン、故障明け、勝負の年…2軍キャンプで始まるセ・リーグ注目選手
広島は元守護神・永川が2軍、巨人はFA移籍の山口俊が3軍スタート
プロ野球の春季キャンプが1日から各地で始まる。
セ・リーグでリーグ連覇を目指す広島は、黒田博樹投手が現役引退。ジョンソン、野村祐輔に次ぐ先発投手の確立が課題となる。巨人は山口俊、森福允彦の両投手、陽岱鋼外野手をFAで獲得。トレードで獲得した吉川光夫投手も先発ローテ入りが期待されている。DeNAは山口が巨人へFA移籍した先発ローテの穴をどう埋めるかが上位進出の鍵となりそうだ。
一方で、「マイペース調整」を許されているベテランや故障明けの選手、そして今年が勝負の年となるプレーヤーなど、2軍キャンプでスタートを切る注目選手も多い。各球団の注目プレーヤーと昨季成績を見てみたい。
【広島】(宮崎・日南)
昨季は若手の台頭でリーグ優勝したが、かつて守護神だった永川勝浩投手は、ここ数年苦しいシーズン。中心選手だった梵英心内野手は昨季はプロ最少7試合出場にとどまり、初の無安打に終わった。左の大砲として期待される岩本貴裕外野手は2シーズン本塁打なし。もう一花咲かせたいところだ。
〇永川勝浩投手
16年成績:11試合登板、2勝0敗0セーブ1ホールド、防御率6.30
〇梵英心内野手
16年成績:7試合出場、打率.000、0本塁打、0打点、0盗塁
〇岩本貴裕外野手
16年成績:27試合出場、打率.333、0本塁打、5打点、0盗塁
【巨人】(宮崎・宮崎)
2軍だけでも十分戦えるのでは、と思わせる豪華メンバーだ。大型補強した影響からか、大竹寛投手、西村健太朗投手、相川亮二捕手、亀井善行外野手、松本哲也外野手、橋本到外野手ら1軍実績豊富な選手が2軍スタート。股関節手術から復活を目指す杉内俊哉投手も2軍となった。3軍にはFA移籍した先発ローテ候補の山口俊投手、片岡治大内野手。山口は右肩の違和感、片岡は昨季終盤に左手を骨折した影響からの復活を目指す。
▽2軍
〇大竹寛投手
16年成績:17試合登板、6勝6敗0セーブ、防御率3.55
〇杉内俊哉投手
16年成績:1軍登板なし
〇西村健太朗投手
16年成績:27試合登板、0勝0敗0セーブ2ホールド、防御率3.21
〇相川亮二捕手
16年成績:37試合出場、打率.244、0本塁打、4打点、0盗塁
〇脇谷亮太内野手
16年成績:54試合出場、打率.157、1本塁打、7打点、0盗塁
〇藤村大介内野手
16年成績:5試合出場、打率.000、0本塁打、0打点、0盗塁
〇亀井善行外野手
16年成績:66試合出場、打率.252、3本塁打、23打点、0盗塁
〇松本哲也外野手
16年成績:52試合出場、打率.174、0本塁打、1打点、2盗塁
〇橋本到外野手
16年成績:74試合出場、打率.233、2本塁打、20打点、7盗塁
▽3軍
〇山口俊投手
16年成績:19試合登板、11勝5敗0セーブ、0ホールド、防御率2.86
〇片岡治大内野手
16年成績:32試合出場、打率.222、2本塁打、4打点、4盗塁