今季メジャーを盛り上げる5大ライバル関係 日本人所属4球団の名前も

第1位はドジャースvsジャイアンツ、前田の対ジャイアンツ成績は…?

 4位には、ナ・リーグ中地区のカージナルスvsカブス。この2球団の間には長らくライバル関係があるが、昨季は中地区常勝チームとして君臨したカージナルスを追いやり、カブスが地区優勝、ワールドシリーズ制覇を果たした。昨季カージナルスからカブスにFA移籍したヘイワードが、古巣について「中心選手が年老いてきた」と発言したことにカージナルス・ファンが反応。今オフはカブスから外野手ファウラーがカージナルスへFA移籍し、両者のライバル関係にさらに面白みを加えた。今季から加わった上原浩治投手もカギを握りそうだ。

 3位には、ナ・リーグ東地区のナショナルズvsメッツ。ここ2年は地区1、2位を両軍が争い、2強時代に差し掛かっている。2015年にメッツがワールドシリーズ進出を果たした後、中心選手だったマーフィがナショナルズへFA移籍。昨季のナショナルズ地区優勝に大きく貢献した。メジャー屈指の先発投手陣を抱えるメッツ、メジャー屈指の強打戦を誇るナショナルズの首位争いは今年も熾烈なものとなりそうだ。

 そして、堂々の第1位はナ・リーグ西地区のドジャースvsジャイアンツだ。同じカリフォルニア州にある2チームだが、ファン同士も強烈に意識し合うライバル球団。最近はドジャースが地区4連覇を果たしている一方、ジャイアンツは2014年を含む3度のワールドシリーズを2000年代で果たしている。この2チームといえば、カーショー(ドジャース)とバムガーナー(ジャイアンツ)の両エース左腕の存在が際立つが、実は昨季ドジャースに移籍した前田健太投手も健闘。昨季はジャイアンツ戦で4度先発し、3勝1敗と2つ貯金を作った。今年も前田がどれだけ勝ち星を稼げるかが、このライバル関係に大きな影響を与えそうだ。

 キャンプインまで2週間弱となったメジャーリーグ。今季も見どころ満載のシーズンとなりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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