田中将大、4年目はサイ・ヤング賞視野「フルシーズン戦えば権利出てくる」
16日にタンパでキャンプイン、数字の目標は「1番はイニング数」
ヤンキースの田中将大投手が1日、メジャー4年目のシーズンに向けての渡米した。成田空港で取材に答えた右腕は、日本人初のサイ・ヤング賞を今季の目標に掲げた。ヤンキースのバッテリー組は、フロリダ州タンパで2月15日(日本時間16日)にキャンプインとなる。
渡米を控えた田中は投手で最高の賞にあたるサイ・ヤング賞について問われると「去年も初めて数票、投票してもらいましたし、フルシーズン戦ったら自然とそういう権利は……もちろん数字が悪すぎたらダメですけど、権利は、可能性は出てくるんじゃないかなと思いますけど。戦わないことには(受賞は)ないですけどね」と意欲を見せた。
昨季は渡米後初めてシーズンを通して先発ローテーションを守り、31試合に登板。199回2/3を投げ、14勝4敗、リーグ3位の防御率3.07、同5位のWHIP(1イニングあたりの被安打+与四球)1.08をマークした。シーズン途中にはサイ・ヤング賞候補に名前が挙がるなど好投を続け、地元メディアからも高く評価された。
今季は、昨季わずかに1/3イニング届かなった大台の200イニング到達を目標に掲げる田中。「数字の目標は? 1番はイニング数。少しでも多く投げられることが一番いい。1年間ローテーションを守り抜いてこそ、その数字も積み重なっていくと思います。まずは健康第一でいることですね」と話す。23日には、ツイッターで「今回自分なりに色々な状況を踏まえて、WBCは参加しない決断をさせていただきました」とWBC辞退を表明した右腕。ヤンキースのエースとして、万全の状態でシーズンに臨む覚悟だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count