田中将大、大谷のWBC「投手辞退」に理解 「本人が1番悩んだはず」
投手として辞退を表明の二刀流の決断に「しょうがないと思います」
ヤンキースの田中将大投手が、投手としてのWBC出場辞退を表明した日本ハム大谷翔平投手の決断に理解を示した。
田中はこの日、メジャー4年目のシーズンに向けての渡米を控え、取材に応じた。今オフにはダルビッシュ有投手を交え、二刀流右腕と一緒に自主トレを行うこともあった右腕。大谷について質問されると、「何よりも本人が1番そこの決断に至るまでに悩んだと思います。その上での決断なので、しょうがないと思います」と話した。
田中は楽天時代の2009年WBCに20歳で出場し、世界一を経験。2013年はエースとして日の丸を背負ったが、準決勝敗退に終わった。今回のWBCについては、23日にツイッターで「今回自分なりに色々な状況を踏まえて、WBCは参加しない決断をさせていただきました」と辞退を表明している。
昨年は31試合に登板し、14勝4敗、リーグ3位の防御率3.07の好成績でエースとしての立場を確立。メジャー4年目の今季は「フルシーズン戦ったら、権利、可能性は出てくる」と日本人初のサイ・ヤング賞受賞も視野に入れており、更なる活躍が期待される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count