“ポスト森福”として期待のSB嘉弥真、サイド転向に手応え「仕上げる自信ある」
佐藤投手コーチも評価「秋に比べてだいぶ良くなってはいる」
左のワンポイントとして1軍に定着するチャンスであることはもちろんのこと、個人的にも大きなモチベーションがある。1月14日に誕生した第1子の存在だ。自主トレ中の沖縄で夫人が出産したため「出産にも立ち会えた」という。そんな新しい家族の誕生を糧に、このキャンプでは「もっとスライダーを極めていきたい」と、さらに投げ込む覚悟だ。
「あとはランナーを背負ってからのクイックなど、やるべきことはいっぱいある。実戦での打者の反応をたくさん見るために、紅白戦でもオープン戦でもできるだけ多く投げたい」
ブルペンで左打席に立った佐藤投手コーチも「サイド(スロー)にしたといっても、左打者の内角にしっかり投げきれないと意味がないから、(左打席に)立っただけだよ。まあ、秋に比べてだいぶ良くなってはいるかな」と語る。
目標とする50試合登板に向けて、宮崎での新米パパの奮闘はまだまだ続いていきそうだ。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura