MLB公式サイトが大谷に直撃 米GMの二刀流容認発言に「うれしく光栄です」
新ルールによる影響は自分よりも後進を心配
早ければ、今季終了後にポスティング・システム(入札制度)を利用してのメジャー移籍が噂されている。その一方で、昨年12月に施行されたメジャーの新労使協定により、25歳以上で海外のプロ経験を6年以上持つ選手でなければ、契約金に上限が設けられ、アマチュアとしてメジャー球団と契約を結ぶことになった。この新規定が大谷の命運を左右するのでは、と懸念されたが、どうやら本人は違った考えを持っているようだ。
「個人的には、そういったルールがあるからといって、アメリカ行きをあきらめることはありません。それよりも、自分の後に続く若い選手たちのことの方が気に掛かります。もし自分が低い基準を設定してしまったら、彼らも少ない金額しか手に入らなくなる。それだけは避けたいと思います」
大谷自身のメジャー移籍の決断は変わらないようだが、新ルールでのメジャー移籍1号となった場合、大谷の契約がそれ以降の“基準”となることは間違いない。後進のことを考えて、大谷はどんな契約を結ぶことになるのか。
だが、実際にその話になる前に、まずは負傷した右足首を完治させることが第一だろう。この逆境を乗り越えて、2017年にはどんなパフォーマンスを披露するのか。大谷翔平の真価が問われるシーズンとなりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count