大谷のWBC欠場、米でも大ニュースに 地元メディア「日本にとって大打撃」
WBCで大谷見られず「アメリカのファンには悲報」、小久保監督は武田の選出を発表
野球日本代表「侍ジャパン」の小久保裕紀監督は4日、WBC出場を辞退した日本ハム・大谷翔平投手の代わりに、ソフトバンクの武田翔太投手を選出したと発表した。世界一奪還へ、あらためて決定した28人のメンバーに期待がかかるところだが、「大谷WBC欠場」のニュースは海を越えたアメリカでも大ニュースになっているようだ。日本での報道を受け、WBC公式サイトをはじめ、米メディアも続々と報じている。
WBC公式サイトでは「日本の大谷、負傷でやむなくWBC欠場」の見出しで特集記事を組み、アリゾナ州ピオリアで行われている日本ハムのキャンプに参加中の大谷の会見の様子をリポート。通訳を介して「WBCに出場できず申し訳なく思います」という無念のコメントを掲載した。「“二刀流”大谷はメジャー球団に属さないトップ選手の1人と考えられ、来たるWBCでは必見選手とされていた」と、アメリカでも高い期待が寄せられていたが、“お披露目”は先送りとなった。
米スポーツ専門局「CBSスポーツ」公式サイトでも、大谷欠場を報道。「残念ながら、WBCで大谷をじっくり見られると思っていたアメリカのファンには、また悲報となった」と、投手での出場辞退に続き、WBC自体を欠場することになった衝撃の大きさを伝えている。米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」電子版では、大谷の欠場を伝えるとともに「日本にとっては大打撃」と報じ、侍ジャパンの戦力に大きな影響を与えると分析している。
中心選手と見られていた大谷抜きで2大会ぶりの優勝を狙う侍ジャパン。28人のメンバーの意地に期待したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count