“ヤングサムライ“で世界一奪回へ―平均年齢は過去最年少、WBC経験者は6人
“初WBC“の選手が多い小久保ジャパン
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2大会ぶりの世界一を目指す侍ジャパン日本代表。日本ハム大谷翔平投手が不参加となり、ソフトバンク武田翔太投手が急遽招集されたが、28人のメンバーが決定。3月7日のキューバとの開幕戦(東京ドーム)へ向けて、各選手はハイペースで調整を進めている。
世界一奪回を目指して、NPBは13年に侍ジャパンを常設化。当初から長期的な視野でチーム作りを進めてきた。今大会開幕時のチーム最年長はメジャー組から唯一の参戦となるアストロズ・青木宣親外野手の35歳。最年少は守護神候補の1人として挙げられる楽天の松井裕樹の21歳だ。
チーム28選手の平均年齢は27.71歳。過去3大会と比べると、今大会が最年少となる。投手平均26.92歳は、ダルビッシュが22歳、田中将大が20歳と若かった第2回大会の投手平均25.92歳に次いで2番目の若さ。野手平均28.4歳は4大会で最年少となる。
今大会のWBC経験者は西武・牧田和久投手、ソフトバンク・松田宣浩内野手、巨人・坂本勇人内野手、日本ハム・中田翔内野手、アストロズ・青木宣親外野手、ソフトバンク・内川聖一内野手の6選手。侍ジャパンが常設化された13年以降、シーズン前後に国際大会、国際試合を行っているとはいえ、“初WBC”となる選手が多い。
ただ、若い選手が多いだけに大会期間中の成長も期待できる。筒香嘉智外野手(DeNA)は25歳、山田哲人内野手(ヤクルト)は24歳と中心となるべき選手は若く、22歳の鈴木誠也外野手(広島)、藤浪晋太郎投手(阪神)らがのっていく可能性もあるだけに、“ヤングサムライ” がどのようなプレーを見せるのか注目だ。
第4回WBCまでの日本代表全選手(追加招集は含まない)の年齢は以下の通りとなっている。