「超人」系譜を受け継ぐホークス22歳 若き日の柳田と被る「名物行事」とは
かつての柳田も行っていた名物行事…重なる身体能力、キャラクター
今や押しも押されもせぬ球界屈指の打者へと成長した柳田悠岐である。ブレイクを遂げる前の柳田も、かつて藤本打撃コーチとともに、連日、夕暮れのアイビースタジアムでロングティー打撃に明け暮れ、その姿はキャンプの名物行事となっていた。
右打者と左打者という違いこそあれ、真砂184センチ、柳田188センチと背格好は近く、抜群の身体能力を持つという特徴も似ている。一打一打に声を上げ、ミスショットをすれば、大きなリアクションで悔しがる。そんなキャラクターすらも、6歳上の先輩に被る。
14年1月に柳田が糸井嘉男の浜松自主トレに参加したように、今オフは真砂が柳田、糸井がグアムで行う自主トレに参加した。柳田はその14年シーズンに打率.317、15本塁打をマーク。翌15年にトリプルスリーを達成し、一気に飛躍を遂げた。
糸井、柳田と受け継がれてきた「超人」の系譜。真砂が2人に続く存在になる日が待ち遠しい。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani