田中将大がア・リーグ東地区「最も重要な10人」に…最大注目はオフの去就か
田中は今オフ契約破棄の権利保有「ヤンキースは次なるエースを探す可能性がある」
メジャー4シーズン目を迎え、さらなる飛躍が期待されるヤンキース・田中将大投手。その期待感は、現地米国でも大きいようだ。「ア・リーグ東地区のエリート選手」との特集を組んだ地元紙・ボストンヘラルドは「最も重要な10人の選手」として日本人右腕の名前を挙げている。
昨季はレッドソックスが3季ぶりに制覇した同地区。田中は強豪ひしめく同地区において、昨季17勝でホワイトソックスから加入したレッドソックス左腕、クリス・セール、ブルージェイズの昨季37発の強打者、ジョシュ・ドナルドソン、さらにヤンキースでの女房役、ゲーリー・サンチェス捕手らとともにランクインした。
記事では「タナカのスプリットが打者を翻弄する様を(ヤンキースでは)あと1年しか見ることができないだろう」と記述した。入団以来の3シーズンで39勝16敗、防御率3.12をマークした28歳が今オフに契約をオプトアウトできることを紹介した上で「来シーズン、ヤンキースは次なるエースを探す可能性がある」と指摘。背番号19はグラウンド上の活躍以上にオフの去就が大きな注目を集めているようだ。
さらに、特集では米データサイトの「ファングラフス」がレッドソックスが92勝を予想していることを紹介し、「アメリカン・リーグに所属するほとんどの球団よりも多い数字だ」と分析。ブルージェイズとレイズは83勝、ヤンキースは82勝、オリオールズは79勝が予想されていると伝えている。
強豪ひしめく同地区での名門復活へ、5シーズンぶりの優勝を目指すヤンキース。日本人のエース右腕は注目にたがわぬ活躍を見せられるのか。日本だけでなく、米国でも熱視線を浴びている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count